祝!!ビジコン奈良2017
審査委員長賞 受賞
審査委員長:辰野勇
(株式会社モンベル創業者、会長)
普段は鉄下駄ホイールで練習して、本番は決戦用ホイールを使う。
僕はこのスタイルです。では、本題に入りますが、
決戦ホイールにはどのようなホイールが良いか?
正直、迷いますよね。そこで今回はおすすめロードバイクホイールを紹介します。
ZIPP 303 FIRECREST(11速) チューブラーです。
めちゃめちゃ価格は高いですが、性能は抜群であり、ヨーロッパのプロチームも実際に使っている、まさに決戦ホイールの代名詞的な高級ホイールです。
※一番下にインプレを載せてみたので、気になる方はお読みください。
ロードバイクホイールメーカー「ZIPP」
ZIPP は、トライアスロンの歴史と共に、レース用カーボンホイールをつくり続けてきたアメリカのホイールメーカー。 風洞実験による科学的な裏付けと、レースでの実戦を積重ね、 レースパフォーマンスに大きく影響をあたえる、エアロ効果と筋肉疲労の軽減を実現しています。 ハワイアイアンマン・ZIPPホイール使用率NO1
このZIPPというメーカーはトライアスロンで有名なホイールメーカーですが(海外のプロトライアスリートがよく使っています)、ロードレースの世界でももちろん有名です。
ロードバイクホイール ZIPPを使用しているUCIワールドチーム(2016年)
ちなみに、2016年UCIワールドチームの中でZIPPホイールの使用を発表しているのは
AG2R(アージェードゥーゼル)・ラモンディアル
ロメン・バルデ選手(2015年ツールドフランスでもステージ1勝をあげた若手のホープ、クライマー)
チームカチューシャ
アレクサンドル・クリストフ選手(過去には母国ノルウェーロードレース選手権で数々の好成績を収め、ロンドンオリンピックでも銅メダルに輝き、2014ツールドフランスでもステージ2勝をあげたエースにふさわしい中堅オールラウンダー)
※UCIワールドチームとは世界最高峰のプロロードレースチームのこと
ZIPPを使用する両チームのグランツールでの活躍が期待されます。
余談ですが、大きな文字で「K」2016年のカチューシャのジャージとヘルメットは目立つこと間違いなしです!
写真より実際走っている姿を見てください!インパクト大ですから!!
番外編 弱虫ペダル
漫画・アニメで有名な弱虫ペダルでも総北高校自転車競技部の鳴子章吉(スプリンター)も決戦用の秘密兵器としてZIPPホイールを履いていました。
高校生でZIPPを履くなんてすごすぎです!!
さてさて、このZIPP303ファイアークレストはどのようなホイールなのか見ていきましょう。
ロードバイクおすすめ決戦ホイール ZIPP 303 FIRECREST 11速 チューブラー
ZIPP 303 Firecrest Tublar
ロードバイクホイール ZIPP303 FRONT WHEEL(フロントホイール)
重量:605g、リム高:45mm、最大幅:28.50mm、スポーク数:18
価格:147000円
タイヤの種類:チューブラー
ロードバイクホイール ZIPP303 REAR WHEEL(リアホイール)
重量:785g、リム高:45mm、最大幅:28.50mm、スポーク数:24
価格:175000円
タイヤの種類:チューブラー
サイズ:700c
セット重量:1390g(タイヤ、スプロケット除く)
許容体重:113kg
セット価格:322000円
パリ~ルーべ、ツール・デ・フランドルでカーボンホイールとして初めて勝利を収めたZIPP303ホイールセット。完全新設計77/177ハブとSapimCXSprintスポークの採用で更なる剛性、耐久性を獲得。
昔は「段差を越えると割れる」と言われていたリムですが、パヴェ(フランス語で石畳のこと)を走破したパリ~ルーべでの実績、さらに現在はシクロクロスにも使用されるほどの強度を獲得しました。
ZIPP ホイール 特徴①:ディンプル加工
リム表面にディンプル加工というゴルフボールについているようなでこぼこが施された加工。
ディンプル加工の効果
進行方向正面からだけでなく、ななめ方向からの空気の流れに対しても高い空力性能を発揮する。
ZIPP ホイール 特徴②:ファットリム(幅広なリム)
リムの断面はアルファベットのUのように先端が丸みを帯び、幅広であるのは、横風を含めて空気抵抗を最小限に抑える目的からです(この形状をファイアクレストと呼びます)。
ZIPP303ファイアークレストは追い風や向かい風、横風どのようなコンディションでもスピードがのるように開発されたホイールと言えます。
備考:↓赤いフリーボディーはシマノ、青いフリーボディーはカンパです。
ロードバイクホイール ZIPP 303 FIRECREST おすすめポイント
●平坦コースはもちろんスピード変化の多いコース、アップダウンの多いコースに最適
●高いエアロ効果と脚に負担の少ない乗り心地が評価されています。
●バイクパート終了後の筋疲労が少なく、ベストランへ導きます。
●ロングディスタンス、ショートディスタンスともにパフォーマンスアップが望めます。
●幅28.53mm形状は、空力と安定感を確保してくれます。
●高速維持が楽に出来、横風の影響も少なくハンドリング性能にも優れています
●幅広形状のリムは、剛性が髙く、効果的なパワー伝達と、レスポンスの良い加速を可能にしています。
●ブラックアルマイト加工ハブ、ブラックスポーク&ニップル。
●トライアスロンバイク、ロードバイクに最適
ツールドフランスでも使用されたZIPPが誇る最高グレードのホイール!!
是非この機会に定価30万円を超える最高品質のホイールを一度レンタルあれ!!
ロードバイクおすすめ決戦ホイール ZIPP303FIRECREST インプレ
カーボン特有のしなやかさの中に路面をしっかり捉える剛性があり、ペダルを踏み込んだ時に、ペダルの力と体重を上手く路面に伝え推進力に変換してくれる。
どちらかというとカーボンホイールの中でも硬い印象ですが、ガチガチではなく、剛柔が上手く共存しています。
この硬さと柔らかさのあんばいにより詳細な路面状態が感覚的にわかり、素晴らしい乗り心地を提供してくれます。
コーナリングもしなやかであり、安定してスムーズにまわることができます。
加速もストレスなしでハブの回転もスムーズです。
リム高がミドルハイトなので平地、山岳を問わず優れたパフォーマンスを発揮してくれ、耐久性と抜群の空力効果を兼ね揃えた最高のホイールです。
さすが、一流のプロチームでも使用されただけはある決戦用ホイールの代名詞だと思います(2回目の台詞です。すみません笑)。
インプレとは少し違いますが、ZIPPホイールのデメリットもお伝えしておきます。
ZIPPの特徴であるFIRECRESTとはファットリム形状のことなので、ホイール着用時にブレーキ幅を最大にする必要があり、ホイール使用前後にブレーキ間隔調整に少し手間がかかります。
<ブレーキクリアランス調整手順>
①ブレーキワイヤーを緩める(ブレーキが開く)
②ある程度ブレーキワイヤーのたるみをつくり固定、アジャスターボルトを回し少し張る
③ブレーキの利き調整をアジャスターボルトで微調整
④ブレーキの片利きに気を付けて、手でホイールの位置を微調整しながらクイックリリースを閉めてください
※ブレーキ幅を最大にしても幅はギリギリだと思います。
ツールドフランスでも使用されたZIPPが誇る最高グレードのホイール!!
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おまけ
↓ちょっとだけ分厚い取り扱い説明書です(いろいろな言語で書かれています)。
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