祝!!ビジコン奈良2017
審査委員長賞 受賞
審査委員長:辰野勇
(株式会社モンベル創業者、会長)
ロングライドでおすすめロードバイクホイール<シマノ>
普段は鉄下駄ホイール。勝負は決戦用ホイール。
ツールド佐伯、ツールド東北、ツールド千葉等たくさんのロングライドイベントが全国各地で行われ人気を博しています。
そこでロングライドイベントへ出場してみたいという初心者の選手や決戦ホイール、おすすめのロードバイクホイールに迷っている選手へ少しでも参考になればとの思いで書きました。
よろしかったらご参考にお願いします。
今回は鉄下駄ホイールからの卒業第2弾特別編
「おすすめロードバイク決戦用ホイール<DURA-ACE C35>」です。
デュラエースwh-9000C35のインプレは一番下に書きましたので、よろしかったらご一読ください。
ロードバイクブランド シマノ DURA-ACEとは
今回おすすめするロードバイクホイールは日本が誇るSHIMANO(シマノ)ブランド最高峰DURA-ACE(デュラエース)です。
みなさんもご存じだと思うコンポーネントや釣り具で有名なシマノの最上位ブランド、それがDURA-ACE(デュラエース)です。
ロードバイクシマノブランドのメリット
シマノブランド(ロードバイク)は日本のロードバイクショップのほとんどが扱っており、予備パーツが直ぐに手に入り、アフターフォローがしてもらいやすいことが最大のメリットだと思います。
MAVICやZIPPなどの海外ホイールブランドは修理や調整する際にもパーツの取り寄せに時間がかかったり、専門の部署へホイール自体を発送しなければならないため、時間とお金が掛ります。
その点デュラエースなどのシマノブランド(ロードバイク)は日本が生んだブランドなので、さまざまなショップで即座に対応してもらうことが可能です。
ロードバイクホイール DURAACEを使用しているUCIワールドチーム(2016年)
チームスカイ
言わずと知れたツールドフランス覇者でありチームスカイの絶対的エース、クリス・フルーム選手
今年も見せてくれました。
↓漫画なみの圧倒的最速ダウンヒル(3:15から超絶ダウンヒル始まります)↓
↓まさかのロードバイクを降りて走る(7:57ころから始まります)↓
今年もいろいろとあったツールドフランスですが、やはり最速!!完全優勝!!
というか、チーム全員が完走するとはチームとしても最強です笑。
BMCレーシングチーム
去年はフルームのアシスト、今年からは心機一転BMCレーシングのエースとしても活躍が期待されるリッチー・ポート選手。
求めている結果は得られませんでしたが、存在感は見せつけたと思います。
FDJ(エフ・デ・ジ)
フランスが誇る若きエース、ティボ・ピノー選手
ツールド・フランス2016では山岳賞を取りに行ったが、体調不良で無念のリタイア。
山岳賞はマイカへ。う~ん残念。身体全体を振りまくる根性のダンシングが印象に残りました笑。
チームジャイアント・アルペシン
最速スプリンターのひとりジョン・デゲンコルブ選手
2016今季は始まりから苦境に立たされています。練習中に自動車との衝突による負傷(手がちぎれかかったとのこと)。
この事故でジャイアントアルペシンの主要選手も巻き込まれたので、チーム全体に暗雲が立ち込めています。
事故の影響でステージ優勝は叶いませんでしたが、徐々に調子を戻してきているみたいなので、来年の活躍に期待です。
チームロットNL・ユンボ
今年、輝いた選手のひとり、ステェーフェン・クライスヴァイク選手
2016ジロ・デ・イタリアで後半の5日間マリア・ローザ(総合順位1位の選手に贈られるジャージ)を着ていましたが、まさかのまさか19ステージで雪の壁に突っ込み落車。ピンクのジャージは遥かかなたへ。
ロットNL・ユンボの使用ロードバイクはビアンキ。オシャレでかつ機能的!!(こんなに持ち上げていますが、僕はビアンキには乗っていません笑)
オリカ・バイクエクスチェンジ
2016年はコロンビア勢がグランツールを席巻しました。
ファンタスティクフォー(以下参照)のひとり、ナイロ・キンタナ選手以外にもこの選手を紹介します。
今年一番輝いた!!エステバン・チャベス選手
2016年ジロ・デ・イタリア(総合2位)、ヴエルタ・ア・エスパーニャ(総合3位)、2016年シーズン最後のレース ジロ・デ・ロンバルディアではレース始まって以来、なんと110年の歴史の中ではじめてヨーロッパ人以外でこのチャベス選手が優勝を果たしました。
まだ26歳。来年はかなり期待大!
↑ファンタスティックフォー(映画じゃないです!!)↑
フォーとは食べ物のことでもありません。4です。4人という意味です。
クリス・フルーム、ナイロ・キンタナ、アルベルト・コンタドール、ヴィンチェンツォ・ニーバリの四強をさして使われた言葉です(2015)。今年はフルームとキンタナのファンタスティックツーの印象でしたが。
これらのチームのロードバイクのコンポーネントもシマノ製なので、ホイールも当然シマノのDURA-ACE(デュラエース)を使用しています。
シマノDURA-ACEが使用ホイールの半数を占めています。
そしてシマノコンポ使用率はUCIワールドチームの2/3を占めています。
※ここでのシマノコンポではDURA-ACEホイールは除いています。通常コンポとはロードバイクのさまざまな部品のあつまりのことであり、当然ホイールも含んでいます。
すごいぞ!シマノ!
ロードバイクホイール wh9000 DURA-ACE C35 クリンチャー CL
シマノホイール DURA-ACE 9000シリーズは11速対応のシリーズです(wh-9000とはwheelの9000シリーズのこと)。
10速は7900シリーズです(10速のデュラエースホイールはwh-7900です)。
ロードバイク DURAACE wh-9000 C35 シマノホイール(フロント)
重量:652g、リム高:35mm、スポーク数:16本
ロードバイク DURAACE wh-9000 C35 シマノホイール(リア)
重量:836g、リム高:35mm、スポーク数:21本
ロードバイク DURAACE wh-9000 C35 前後シマノホイールセット
総重量:1488g
価格:216800円
リム素材:アルミ、カーボンラミネート
サイズ:700c
タイヤの種類:クリンチャー
なぜシマノ製ロードバイクホイールデュラエースwh9000 C35を選んだのか?
ズバリ、平坦でも山でもこなせるオールラウンダーのホイールが欲しかったからです!
同じwh9000シリーズでの比較になりますが、C24(リム高24mm)について山は強いと思いますが平坦での高速巡航には不向き、C50(リム高50mm)について平坦での高速巡航は有利ですが山には弱い、あと横風に弱い。
ということで中間のリム高35mmを選びました。
実際のレース(ロードレース、クリテリウム、エンデューロ等)で頻繁に見られるホイール高ですので、使用者数は多いと思います。
少し古い記事になりますが、「FUNRIDE」2014年3月号にWH9000C35でヒルクライム大会を優勝されていることからも、ヒルクライムでも十分に通用するとおもいます。
ロードバイクホイール シマノ DURA-ACE wh-9000 C35 CLのインプレッション
シマノといえば最高のベアリング、最高のハブを提供するところに強みがあります。
この技術が世界一なので、ツールドフランスをはじめ世界の主要レース(グランツール)へ出場する数多くのワールドチームがシマノのデュラエースホイールを使用しています。
実際にホイールを使った感想ですが、36、37km/hまではスピードが乗りやすく、ハブの性能が高いので脚をとめていてもスピードが落ちにくい印象を持ちました。
集団の中ではかなり脚を休めるかもと期待が膨らみます笑。
もちろんホイール自体も軽いので坂でも問題なくこなせます。
リム高が35mmなので、横風の影響も少なく、エアロ効果も意外や意外体感しやすかったです。
リムハイト50mmを超すディープリムホイールは横風が吹くとバイクコントロールが難しく怖い印象でしたが、35mmのリム高はどんなコンディションでも対応できる優れものという印象が強いです。
初心者でも体感できますが、ある程度練習を積んでいる方はさらに効果を体感できると思います。
ホイールの硬さについては、同じwh9000シリーズのC24クリンチャーと比べるとやや硬くなったかな~という程度です。
高級アルミホイールはグレードが上がるにつれ剛性が高くなっていく印象があるのですが、このデュラエースホイールは絶妙なあんばいで抜群の乗り心地を提供していると思います。
普段、練習で使っている鉄下駄ホイールと比べ、100kmを越える距離を乗ったとしても疲れにくい印象でした。
ロングライドにはこのデュラエースホイールC35はおすすめです。
※タイヤはコンチネンタルGrandPrix40002S、チューブはSOYOのラテックスチューブを使用
ロングライドイベント、ロードバイク初心者におすすめ!DURAACE C35 クリンチャー CLの魅力
ツールド北海道市民レースやツールド沖縄などのロードレース、エンデューロ、クリテリウム、グランフォンドはもちろんのことツールド佐伯、ツールド千葉、ツールド東北等、サイクルフェスタ、サイクルイベントやファンライドなどの順位を競わない自転車イベントにもオススメします。
私が一番使って頂きたい方はズバリ、初心者の選手です。
★ロードバイク初心者におすすめポイント★
弊社が扱うDURAACE wh9000 C35はクリンチャータイプのホイールであるため
・パンク修理も手軽に出来る
・ブレーキシューの交換も不要(カーボンラミネートされたアルミリム採用)
・ホイール自体も頑丈で落車しても壊れにくい(あくまで経験則ですが)
・一目置かれる
(地味ですが高価なホイールなので、「えっ、デュラ乗ってんのか、すげーな」ってなると思います笑)
シマノが誇る最高グレードのホイールなので、乗り心地も抜群で、ロングライドでも疲れにくいです。
是非この機会に定価15万を超える最高品質のホイールを一度レンタルあれ!!
※DURAACE Wh-9000 C35 クリンチャーホイールのインプレッション(通称:インプレ)はあくまで個人的な感想なのでその点をご理解ください。
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